40代の言う効率化と20代後半の僕が考えている効率化の目的の違い

最近管理職に上がった40代M先輩から「効率化を重要視し、私生活確保のため早く帰る事」とありふれた言葉を言われる頻度が増えた。

この人は素晴らしい事を言う管理職じゃないか!と尊敬の眼差しを向ける若手社員もいるのだけれど、僕くらい斜に構えた人生を送っていると、「自分が残業代つかなくても高級取りになったから、会社の出費を減らす&自分が早く帰りたいために一般職の残業を無くそうとしているんじゃないの?」とか思ってしまうのだ。こっちは残業代をあてにしてるのに・・・

 

そもそも、安定した高い収益を維持し続ける会社であればM先輩の発言にも納得できるのであるが、残念なことに我が社は高い収益性も長期的に持続できそうな業務も見当たらない。

なので、業務の効率化を図るのであれば、効率化を行うことによって生まれた時間で新規事業についてミーティングなんかを熱く語るとかのほうがいいと僕は考えている。

 

それなのにくどいくらいに効率化を進め私生活の充実を語ってくるM先輩に、この人について行くのはやめようかなと思い始めている。

 

今日も今日とてワークライフバランスの研究会を立ち上げようと話を持ちかけられた。ワークライフバランスの魅力を知ってもらい、職員が早く帰るように手を打ちたいんだとか。

元々部活とか研究会とに所属するのが嫌いな僕は研究会の立ち上げを防止すべく立ち向かった。「ワークライフバランスの魅力を伝える事が業務の効率化に直結しているとは考えにくいですし、今社員が自身のワークライフバランスに不服を持っているかも疑わしいです。てゆーか私生活を充実させるだけの収入を増やすことも大切だとおもいますので、そちらをどうにかする会議とかしたほうがいいのでは?」と汗をかきながら言った。

 

そうするとM先輩は目をキョトンとさせながら、僕に優しく諭してきたのだ。「事業だったり収益の事は君が考える事ではなくマネジメント側の管轄だから余計な事はしなくていいんだよ。職員は自分の業務の効率化を図り、家族を大切にする事に意味があるんだよ。」と。

 

そうかもしれない一理ある。しかし駄目だ。これはどっちが良いとかの話ではなくて、お互い目指すところが違う故に意見の相違だとその時感じてしまった。

 

先輩は語った通り、経営については管理職を信じて(自身に任せてほしいと思っているのかも)いればよいと思っており、効率化の先は私生活の充実に収束している。一方の僕は若いうちから事業の経営的な感覚を知っておいたほうが良いと思っているし、効率化を進めるならば、もっと稼げるような組織になってほしいと思っている。

 

先輩は組織を信じており、今の体制でも会社が続くと考えている。僕はそうは思っていない。そもそも先輩と僕のゴール(残りの仕事年数)は違う。僕は40年近く働くが、先輩は20年を切っている。

同じ組織の仲間でもゴールが違う事によって考え方が異なり、効率化の目指す先のものも違ってくるのだ痛感した一日。